気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「てりあう」ってなんのこっちゃ?

 

『新明解』をみていると「てりあう」(照り合う)という言葉が出てきた。語釈を読んだけれど、よくわからない。

てりあう【照り合う】
(1)互いに照る。
(2)対応する。

ちょっと何いってんのかわかんない。

これでみなさん、「照り合う」の意味がわかりますか?

続きを読む

「ラップ」ってどんな音楽?

年寄りなもので、「ラップ」って音楽を説明できない。「こんな感じだよ〜」と歌ってみるのにもすでに年をとりすぎた。

そんなわけで当然に国語辞典をみる。『三省堂国語辞典』あたりから?

ラップ【rap】
リズムに乗って、おしゃべりふうに歌う音楽。

続きを読む

「咀嚼」on 新明解

『新明解』の「咀嚼」って、けっこうきてる。もったいぶるのもなんだから、いきなり『新明解』の語釈を引いておく。

そしゃく【咀嚼】
食べ物をかみ砕き、やがて自分の血とし肉とすること。〔人の言った事や他人の書いた文章の意味をよく考えて、自分なりに理解する意にも用いられる〕

やがて自分の血とし肉とすること」ってのが、ちょっとすごい。

続きを読む

「ハタチ」と「イソヂ」

「20歳」を「はたち」といい、「50歳」を「いそじ」ということには何の違和感もない。「そういうもんだ」と思っていた。どうやら、このふたつの言葉の「ち」と「じ」は仲間らしい。

発見したのは『新明解』の「いそじ」だ。

いそじ【五十】
〔「ぢ」は「はたち」の「ち」と同源〕
(1)五十。
(2)五十歳

続きを読む

伊勢海老は伊勢のエビ?

ぼくは奄美大島生まれ。で、奄美大島では伊勢海老もよくとれる(過去形かもしれないが、現在のことはよくわからない)。

しばらくして。伊勢の伊勢海老を食べたぼくは「え、伊勢にも伊勢海老っているの?!」とびっくりしたのだった。

続きを読む

飛行機が走るのはなぜ「滑走」?

飛行機が空港などで地面を走ることを「滑走」という。なぜ「走る」じゃなくて「滑走」なんだろう?

滑走」の定義は『大辞泉』を引こう。

かっそう【滑走】
[名](スル)
1 すべって進むこと。また、すべるように進むこと。
2 飛行機が、離着陸のときに地上や水上を走ること。

「滑走」とは「すべって進むこと」なわけだ。

続きを読む

地虫ってのはC字型の虫を指す言葉?

『新明解』の「地虫」をみてちょっと驚いた。全文を引いてみる。

じむし【地虫】
コガネムシ・カブトムシ・クワガタムシなどの幼虫。イモムシに似て、地中にすみ、作物の根を害する。

え、そうなの? するってぇと、秋の季語である「地虫鳴く」ってのも、そいつらが鳴いてるの?

続きを読む