気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

クーポンは切り取って利用する。

BookLiveの「クーポン」が大好きだった。
20%だったか25%オフが頻出し、ときに50%オフクーポンなんかも出てきた。50%クーポンがあたると、「合本」を検索して、複数巻をまとめた書籍を購入したものだった。過去形なのは、最近25%とか50%がほとんど出ないから。寂しいなあ。
それはともかく。「クーポン」ってなんだ?

クーポン
({フランス}coupon )
本体から切り取っては使用する紙片をいう。
(1)債券の利札、回数券、景品券、配給券、観覧券などの切取式切符。
(2)鉄道、バスなどの乗車券や指定旅館の宿泊券などを一つの組にしたもの。
(3)信用販売における商品購入切符など。

 え。ちょっと驚いた。

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なくなるかもしれない「夏休み」

夏休み」は嬉しいね。とくに、夏休みの間に転校すると、夏休みの宿題がチャラになるのがとてもステキ。

ところが「ぼーっと生きてたら夏休みなくすぞ!」と脅してくる国語辞典がある。それは、『日本国語大辞典』だ。

なつ‐やすみ 【夏休】
暑さを避けるためや、帰省・健康管理などの目的で学校や職場などに設けられた夏季の休暇。暑中休暇。《季・夏》

「とんがる」ってなんだっけ?

タイトルにしといて申し訳ないけど、「とんがる」は「とがる」の変化形だね。『日本国語大辞典』にそう書いてある。

とんが・る 【尖】
「とがる(尖)」の変化した語。

ふむ。それでは「とがる」ってのは、なんで「とがる」って言うんだっけ?

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温度計のさきっちょをなんと呼ぶ?

温度計のさきっちょをなんて呼ぶか知ってる、なんて自分で問をたてたけど。そもそもぼくは、今のひとたちと「温度計」という物体について共通認識を持っているだろうかなあ。とてもあやしい。

ぼくがイメージしているのは、こんなやつだ。

この写真でいうと下側の部分をなんと呼ぶかご存知だろうか?

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諸説ある「昼休み」

ごくごく一般的な言葉である「昼休み」。こんな言葉でも、辞書を引くと諸説あって面白い。最初に「あははっ!」と思ったのは『新明解』だった。

ひるやすみ【昼休み】
昼食後の休憩(時間)。

辞書上では1行。とてもシンプルな定義だ。

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「郵便箱」って耳にしなくなった?

日本国語大辞典』で「郵便ポスト」を引くと「郵便箱」に飛ばされる。飛ばされて思ったんだけど、最近「郵便箱」って言葉を使わないなあ。昔は確かに使っていた記憶があるけれど。 

ゆうびん‐ばこ[イウビン‥] 【郵便箱・郵便函】
普通郵便または速達郵便を投入するために、各所に設けてある箱。郵便ポスト。ポスト。郵便差出箱。

*新聞雑誌‐明治七年〔1874〕九月一八日「府下各所散在郵便箱へ書状差出人切手を貼付せず銭貨を添て差出候者往々有之」

*油地獄〔1891〕〈斎藤緑雨〉一三「切手を二枚要する長文句が出来上り、自分で持て出て郵便函(イウビンバコ)へ入れやうとして」

吾輩は猫である〔1905~06〕〈夏目漱石〉一〇「細君も知らずに郵便箱へ抛り込んだのだらう」

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「プレイリスト」

Echoを買ってから、以前より頻繁に音楽を流すようになった。で、「プレーリスト」(プレイリスト)という語を頻繁に見ることとなった。

ところでぼくの手持ちの国語辞典で、「プレーリスト」を載せるのは『大辞泉』だけかな。

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「センサス」ってよくみるけど…

新聞(ぼくは比較的、日経新聞が好き日経産業新聞はもっと好きだけど、それだけ読んですますわけにもいかないし…)を読んでいると、頻繁に「センサス」という語に出会う。

センサスってなんだ? 『新明解』をみてみた。

センサス【census】
国勢調査

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