小学四年生用の国語問題集を眺めていると、「年百年中」という言葉が出てきた。文脈からみると、どうやら「年がら年中」と同義であるみたいだ。もしかして「年百年中」で「ねんがらねんじゅう」と読むのか?
恥ずかしながら、「年百年中」(ねんびゃくねんじゅう)という言葉を知らなかったな。「年がら年中」と同義。
— maeda, h (@torisan3500) 2020年8月24日
しかしどうやら「年百年中」は「ねんびゃくねんじゅう」と読むらしいよ。わりと多くの国語辞典に載っている(たとえば『岩波国語辞典』は「ねんがらねんじゅう」への空項目として掲載)。
ってことはすなわち。この言葉を知らないぼくが「馬鹿」なんだな。
齋藤秀三郎の辞書にもあるよ。
Every day of the year ―― year in year out ―― from year's end to year's end. 年百年中。
齋藤秀三郎も一応通読したはずなんだけどな。たぶん、「年百年中」をオートマチックに「年がら年中」と変換していたんだろうな。
たぶん、そんな風にして「ながして」理解している言葉は数多いんだろう。当たり前のことではあるけれど、気づかせてくれたのは嬉しいな。小4の国語問題集、侮りがたし(^^)。
ちなみに下の動画。全く知らないな(^^)。