気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「心字池」はなんのため?

心字池」という言葉を知ったのは小学6年生の頃だ。ぼくはてっきり固有名詞なのだと思っていたけど、これは一般名詞みたいだね。あちこちに「心字池」が存在する。日比谷公園にもあるね。

そして一般名詞であるので国語辞典にも載っている。『広辞苑』あたりから引いておこう。

しんじいけ【心字池】
草体の「心」の字にかたどって作られた池。京都の西芳寺桂離宮のものは有名。

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「年月日」を辞書で引いてみた。

ほんとうは引いてないけどね。国語辞典で「年月日」を引こうと思うひとなんていないんじゃないのか?

しかし「年月日」は、多くの国語辞典に立項されているようだ。『三省堂国語辞典』をみてみる。

ねんがっぴ【年月日】
〔あることについての〕としとつきと日。

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「プラスアルファ」の正体は?

プラスα(プラスアルファ)が欲しいね」なんて言い回しで、「プラスα」はよく耳にした言葉だったな。

ちなみにこの言葉、「間違いからうまれたんだ」と多くの辞書が記しているね。たとえば『新明解』をみる。

プラスアルファ〔+x(プラスエックス)の誤認に基づく和製英語
幾らかを足すこと(足したもの)。

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「バタリー」って知ってる?

『新明解』を眺めていると「バタリー」という語に出会った。ちなみに英語で、スペルは「battery」なんだそうだ。

なんだそれ。それは「バッテリー」じゃん?

でも「バタリー」なんだそうだ。

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「行列」の種類

中学数学なんて、いわれたことをやればだいたいOKになるはず。だけど8割5分くらいが「関数」で挫折していくね(言われたことをしないから)。y=ax+bのaとxの概念の違いが理解できないことが原因のひとつのようだ。

で、高校に入ると、「関数」とか「微分」とかを乗り切っても、「行列」で数学を諦める人が出てくるね。

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「ラプトル」って知ってる?

ラプトル」。ジュラシックパーク以来、日本語でもすっかり定着したのかと思っていた。

たとえば英和辞典でも、語釈に「ラプトル」と表記したりしているよ。たとえばOLEXだ。

raptor
(名)(C)
(1)肉食鳥、猛禽類
(2)ラプトル(Velociraptorの短縮形)。

語釈に出るほど定着した日本語という意味じゃなかろうか。

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